免疫向上鍼灸治療

ウイルスに負けない身体づくり!免疫力をアップさせる方法もご紹介

インフルエンザ、そして昨今問題となっている新型コロナウイルスをはじめとした感染症というのは、気付かないうちにウイルスが体内に侵入してしまうことから始まります。気付かぬうちに侵入してしまうからこそ、ウイルスに負けない身体づくりというのが、病気にかからないために大切なこととなるのです。

ウイルスに負けないため、病気にかからないために「免疫力」を高めておきましょう。今回は、そんなウイルスと免疫に関して詳しく解説します。

1. 感染症の原因「ウイルス」

インフルエンザ、新型コロナ感染症などといった感染症の原因になっているのが、ウイルスです。ウイルスが体内に入るとどのようなことが体内で起き、どのような症状が発生するのか?といったことからみていきます。

1-1. ウイルスが体内に入ると、どんなことが起こるのか?

ウイルスは、基本的に鼻や口といったところから体内へ入り込みます。それらのウイルスが体内に侵入すると、ウイルスは体内で生き永らえようとして、自己増殖を繰り返します。増殖したウイルスが細胞を攻撃し細胞が通常の働きが出来なくなると、ウイルスに冒され症状が発症してしまうのです。

このように発症するウイルスですが、体内へ入り込んだウイルスがすべて発症に結びつくわけではありません。体内ではウイルスに感染した細胞を攻撃するようなメカニズムが働きます。それが「免疫反応」です。

2. 免疫反応とは?

自分の体内へ入ったウイルスを異物と認定し、攻撃・もしくは排除するような働きをするのが「免疫反応」です。

2-1. 具体的な免疫反応の仕組み

ウイルスが体内へ入ると、白血球の一種である「マクロファージ」がウイルスの情報を集めようとします。情報を集めたマクロファージはそのウイルスに関する情報を、免疫に関する指令をつかさどるT細胞に伝えます。

白血球のなかのリンパ球であるT細胞は、ウイルスを攻撃する役割をもつ「キラーT細胞」に、ウイルスに冒された細胞を破壊するよう指令を出すのです。

指令を出されたキラーT細胞は、ウイルスに乗っ取られた異常な細胞に対しタンパク質であるパーフォリンを発射し、感染細胞を破壊します。以上が体内で起こる具体的な免疫反応です。

2-2. ウイルスに冒されないためには免疫力を高めることが大切

先ほど述べた免疫反応というのは基本的には誰の体内でも起こりますが、免疫の強さには差があります。先天性の病気により免疫反応が起こりにくいという場合もありますが、その他の要因により差が発生することが多いのです。ウイルスに冒されにくくするためには、免疫力を高めることが重要になります。

3. 免疫力を高める方法とは?

免疫力は高めることが可能です。その方法にはいろいろなものがありますので、自分で取り入れやすい方法を実践するのが良いでしょう。

3-1. 笑う

意外に思われるかもしれませんが、「笑う」ということは、免疫力を高める方法のひとつです。口や鼻などの粘膜免疫機構には、「Iga抗体」という侵入してきたウイルスにくっつき無力化する抗体が存在しています。笑うことによりそのIga抗体の濃度が高まるのです。意識的に笑うことでもIga抗体は高まるので、笑顔を作るよう心がけることが大切です。

3-2. 適度な運動

適度な運動も免疫力を高める効果があります。体内の筋肉を動かし体温を上げることにより血行が良くなり、全身に酸素や栄養が行き届くようになることで免疫力がアップするのです。しかし、過度な運動は逆に免疫力を下げることにつながるので、注意しましょう。

3-3. 充分な睡眠

睡眠時間が短いと、唾液中のIga細胞の数が少なくなってしまいます。そのため免疫力も落ちてしまうのです。具体的には6時間以下の睡眠時間だとIga細胞の数が少なくなってしまう傾向があります。また夜中に何度も目が覚めるなど睡眠の質が悪いことも、免疫力の低下に繋がります。

3-4. 鍼灸

そして免疫力を高める方法として今注目されているのが、「鍼灸」です。鍼灸というと肩こりや身体の疲労軽減、こむら返りの軽減などといった効果が一般的ですが、じつは免疫力を高める効果もあるのです。

4. 鍼灸で免疫力が高まる仕組みとは?

なぜ鍼灸により免疫力が高まるのでしょうか?その仕組みを具体的に説明していきます。

4-1. サイトカインの分泌が促される

鍼灸で身体に刺激を与えると、白血球が身体を守ろうとします。その時に分泌されるのが「サイトカイン」です。サイトカインには免疫系の調節を行ったり、ウイルスや細菌が増えるのを防いだり、白血球の誘導を行うなどの働きがあります。鍼灸を受けることにサイトカインの分泌が促され、それにより免疫力が向上するのです。

4-2. 内臓機能の回復が期待出来る

鍼灸によりツボを刺激すると体一自律神経反射が起こります。体一自律神経反射とは皮膚や筋肉が感じた刺激が脳に伝達されることにより、内蔵の働きが活発になるというものです。内臓の働きが活発になり働きが正常化されることで、免疫力の向上が期待できるのです。

4-3. 血流の改善

鍼灸で使用される鍼を身体に刺すと、身体はそれを異物と認識し取り除こうとします。それにより起こる免疫機能が働いて、血液が集まります。血流の滞っているところに鍼を刺すことで、血の巡りの悪い箇所に血液を流せるでしょう。そうすることで全身の血流がよくなり、体温の上昇や蓄積された疲労物質の排出が起きやすくなり免疫力がアップするのです。

4-4. 扁桃の働きを調節する

喉に存在している扁桃には、免疫をつかさどるリンパが集まっています。その扁桃に通ずるツボを鍼灸により刺激することで、扁桃の働きを正常化させ免疫力を向上させます。

5. まとめ

ウイルスが体内に入ると、細胞が冒されそれぞれの病気の症状が発症してしまいます。ウイルスに乗っ取られた細胞を破壊するために人間の身体に備わっているのが、免疫反応です。免疫力をアップさせる方法には、睡眠や運動といった生活習慣の改善といった方法や笑顔を心がけるといったものもありますが、「鍼灸治療」も免疫力を高める効果が期待できます。

東京都杉並区にある「富士見町fine整骨院」では、ウイルスに負けないための免疫力をアップさせる鍼灸治療も行っております。まずはぜひお気軽にお問合せください。

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